2016-08-07 ばいおぐらふぃー84 ベニシアさんの言葉
2011年7月15日、ベニシアさんがタコちゃんを養子に迎えてくださったその日に、
一人の男性がブースに来て言いました。「NHKの番組製作スタッフなんですが。。。」
ん?取材??
何を話したかはよく覚えていませんが、とにかくひたすら「小原木タコちゃん」の紹介をしました。
それから2か月後の9月、今度は別のNHK番組製作スタッフ「Iさん」からメールを頂きました。
「『手づくり作品作家』としてベニシアさんのテレビ番組で紹介したい」という内容でした。
とりあえずそのIさんと電話で相談することに。。。
新聞や雑誌の取材はこれまでもお受けしたことがありましたが、テレビってなんか大変そうですね。
もともとドイツ語の非常勤講師が本業で、編み物を編んでの手づくり市出店は趣味の範囲。
手づくり市の「平和の靴下ブース」も以前よりずいぶん賑わうようになっている中、
毎月気仙沼に行くようになって時間的余裕がなくなっている状況。
テレビなんかで紹介されてこれ以上忙しくなったらたまりません。
編み物をする時間がなくなってしまったら、手づくり市で販売する作品も作れません。
「ムリです。」
と、丁重?にお断りしました。
「いやいやいやいや、BSだからそんなに反響なんてないですよ。心配しなくて大丈夫!」
それが番組製作会社『Iさん』のこの日の電話の最後の言葉だったと思います。
「これ以上忙しくなったら困る」という思い。
そして、周囲、特に子供たちへの影響を危惧してテレビ取材を固辞しましたが、
一度ベニシアさんに相談しようと思い立ち、電話をしました。
するとベニシアさんは私を諭すかのように、こう言ってくれました。
「気仙沼の紹介もするから。決して悪いようにはしないから。」
このベニシアさんの言葉を信じて、取材を受ける決心をしました。
- 2016.08.07 Sunday
- ばいおぐらふぃー
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