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気仙沼FSアトリエの人びと(4)

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     マルティナさんから
     アトリエで編まれた腹巻帽子*を贈られる加藤さん


気仙沼FSアトリエは自立するまでの間、
民宿高見荘の一部屋を間借りしながら活動しています。

今回は、アトリエのみんなから
「おんちゃん!」と慕われている高見荘館主
加藤宣夫さんから伺った震災の話を紹介します。

ー海と共に生きるー

加藤さんの経営する民宿高見荘は
今回の津波の被害を免れました。
しかし、今回の津波では地域のたくさんの住民が
住むところをなくしました。

近くの中学校では、200人近くの方々が
避難生活をされていたそうです。
(小原木タコちゃんの生まれた避難所です)

「うちの駐車場にドラム缶を運んできて、
 みんなのお風呂にしたり、それはもう、大変な生活だった…。」

加藤さんは、避難しているみんなのために
お風呂を準備されたり、食事を作る場所として
民宿を解放されたりしたそうです。

当時のことを振り返りながら
津波についてもお話しくださいました。

「正確な津波情報が伝わっていれば、
 気仙沼市の津波の犠牲者のうち、
 半数以上は助かっていたはず、、、。」

GPS波浪計(津波の高さを予測する計測器)**が、
正確な津波の高さを予測していたにも関わらず、
通信網の遮断により、その情報は届きませんでした。

逃げ遅れ、津波にさらわれた方々を思う加藤さんの無念が
わたしたちにもひしひしと伝わってきました。

加藤さんは訴えます。

「堤防を造って自然に抗うのではなく、
住民に正確な情報を素速く伝える手段が必要。」

「自然海岸に戻し、この美しい自然と共に生きていくべき。」

加藤さん、お話を伺う機会を頂きありがとうございました。

*気仙沼"森"と"海"の腹巻帽子
 マルティナさん限定のOpal毛糸で編まれた腹巻帽子

**GPS波浪計・・・・国土交通省HPより
 GPS衛星を用いて沖合に浮かべたブイの上下変動を計測し、
 波浪や潮汐等の海面変動を直接観測する海象観測機器
 国土交通省港湾局では、沖合の波浪情報を取得するため
 平成21年3月中旬時点で全国11ヶ所にGPS波浪計を設置



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