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きのうの補足

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昨日のブログに掲載した写真に写るのは、大島にある亀山です。
「亀山」について斎新商店の斉藤龍彦さんにお尋ねしたところ、
次のようなお便りを頂戴しましたので、みなさまにもお伝えします。


手づくり市にご来店頂いたみなさま
暑い中ありがとうございました。
きょうこ


気仙沼大島は人口4000人、気仙沼エースポートから船で約25分ほどの
 風光明媚な自然にあふれた島です。

 写真右に写っている山は亀山、島のシンボルのひとつです。

 震災直後は移動手段(船)がなくなってしまい、連絡もなかなかとれず
 孤立した状況でした(もっとも電話や交通手段の復旧が遅かった地域
 かもしれません)。

 当時は山火事などが発生し、消防の方々がボートなどで波を被りながら
 島へ救助活動に向かったそうです。

 気仙沼の津波被害は大島が防波堤の役割を果たしたため、実際よりは
 被害が少なく済んだ(それでも甚大でしたが)と言われていますが、大島
 に住む方々にとっては何の慰めにもなりません。

 大島に津波がぶつかった様子を見て、亀山が割れた、と表現した
 人もいます。

 今は少しずつ復旧してきていますが、以前にある場所でとれた海藻が
 今では全く別の海藻になってしまっていたりと、震災後では島の環境は
 大きく変わってしまった部分も多くあるそうです(それでもマツモなどの
 美味しい海藻はまだまだ採れています)。

 また、大島には国の天然記念物に指定された鳴き砂の浜、十八鳴浜
 (くぐなり)浜があります。鳴き砂の浜は美しい海といくつかの条件が
 揃わないと生まれない、本当にめずらしい砂浜です。

 鳴き砂は一度汚れてしまうと鳴らなくなるといわれており、今回の震災
 ではがれきが大量に流入し、危機的な状況でした。

 しかし、住民の方々やボランティアの努力のおかげで以前通りの鳴き砂の
 ままでなんとか残すことができました(その後、同じく鳴き砂のもう一つの
 砂浜、九九鳴り浜とともに国の天然記念物に指定)。

 今回の編み物教室に参加された方々の中にはおそらく、また気仙沼に
 行きたい!!と思われた方も多いかと思います(ですよね?(笑))

 次回気仙沼にいらしたときは、気仙沼の自然を満喫できる大島観光も
 おすすめです。

 今年は小田の浜も海開きされ賑わったそうですし、さまざまな体験が
 できる催しも行われているようです。気仙沼の海と山の魅力が凝縮されて
 いる島、それが大島です。



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